カラーひよこのブログ

とりあえず、まあ・・アレだ。。

短編小説「休日」

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ベッドに上りたがっている犬の「ヒャンヒャン・・」という鳴き声で目が覚めた。犬をベッドへ上げて布団に潜り込ませると、スマホを見た。午前 6 時 50 分。

机の前のカーテンを開けると秋晴れの青空だった。北向きの窓は部屋に陽を差さないけれど、窓から見える景色は順光でくっきりしている。近所の神社の雑木林は紅や黄に色づいていた。いつものようにパソコンを立ち上げつつ再びスマホに目をやるとショートメッセージが3件、留守録が2件。内容を確認して職場へ連絡、いくつかの申し送りと指示。

ふう。記憶があやふやだが、昨夜もビールを飲みつつネットを眺めているうちに睡魔に襲われて午後7時には床に就いたと思われる。12時間近くも眠ったわけだ。

再びスマホを見ると Twitter の通知が20件ほど。パソコンのほうでチェックする。ざっと目に止まったツイートに「いいね」を押したり、リツイートしたり、気になったニュースをブックマークしたり、本日発売告知のマンガ本をチェックしたりする。Twitter は自分の生活に欠かせないものになっている。

そうしてパソコンの画面を眺めている間に気が付けば1時間ほど経っていた。

ああ。何も予定が無いってのは良いなあ!今日はどこへ行かなくてもいいし、何をしなくてもいいんだ。本当は「こんな天気の良い休日にどこへも出かけないのは罪な事だ」などと薄々感じているのだが「堕落する自由」を求める気持ちが上回った。

そうだ、今日は引きこもるけれど、今度、いや、近いうちの休暇には紅葉の高尾山へ行こう。川越もいい。豊洲市場へ寿司を食べに行くのはどうだろう?

壁時計の針は正午を回る。レトルトのスパゲッティーをレンジで温めて発泡酒で流し込む。窓の外は雲ひとつ無い青空。ヘリコプターの音。横を見るとベッドで犬が寝息をたてている。
 

 

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