
所沢の映画館で『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を観てきた。
「レオ神社」で御朱印は貰えなかったけど

映画前にもちろんサウナ。「サウナ王」さんのドヤ顔でサウナ。

以前より気になっていた、このアーケードみたいな場所の突き当たりの定食屋でサ飯。

日替わりCセット。カツ煮丼とお蕎麦。

スマホから QR コードでチェックインする流れが分からず、本編が始まるギリギリ直前に着席。開始から一時間あたりで膀胱が・・。エンドロール中にトイレへ。。

『プロへメ』は昨年、図書館でさんざん待った上で単行本の上下巻を借りて読んでいた。
今週の本's
— カラーひよこ (@colorhiyokoma) August 27, 2024
プロジェクト・ヘイル・メアリーやっと借りれた。。
ライ麦〜はハードカバーがデカ重くて読みにくいので春樹訳を捨ててノベルスサイズのを借りなおした
金曜臨時夜勤で木金 100 パー雨みたいなので明日は動き隊
火曜日おつかれさまでした、良い夢を 🍺🐷✨ pic.twitter.com/p0bJODWSC7
もう、一昨年だったか。最近は活字の本をめっきり読めなくなった小生が云うのも何んだが、その一昨年に読んだ本の中でベスト1であった。
所謂ベストセラーのアレで、「普段本を読まない人にも(さらには SF 好き以外にも)売れる・刺さる」作品かと思う。
この予告編も米国版ほどではないが、かなりネタバレ要素を含んでいる。けれど、どれだけネットでネタバレされていようが、原作を読んでしまっていようが、小生のような文系科学音痴だろうが、誰でも楽しめるエンターテイメント大作ではある。
ここで思い出したが、『猿の惑星』なんかジャケで壮大にネタバレしてるし。

Amazon より
映画に同行した痴人 B さん(原作未読)は途中で何分か寝落ちしているも()「面白かった!」と()。
どうなんだろう、この映画は原作を読んだ人の殆どが観に行ってるような気がする。
ネットでざっと見た感想やクチコミで多くの人がコメントしていたように、原作のイメージそのまんまの主人公と(この俳優良い)、人類が初めてコンタクトした地球外知的生命体「ロッキー」の造形、宇宙船や船内のラボのセットには感心した。
これは原作(と翻訳)の文章が科学譚だけあって、ストーリーの中の情景や人物描写の脳内イメージが、読み手によって大きくブレるような書き方ではないことの証左であろう。
それだけでも、「読んでから観る」も大いに「アリ」で、実際、原作を読んで面白いと思った人のほとんどが観に行く(あるいは後日配信で観る)のではなかろうか。

ストーリーは、光速に近い速度で飛んでいる宇宙船の中で主人公が冷凍睡眠から目覚める場面から始まる。他のクルーは全員死亡しており、自分が何故こんな所にいるのか、記憶を失ってさっぱり分からない主人公は、どうにかして地球に戻ろうとするも既にその故郷からは 10 光年以上離れている。
以降、現在時間で進行する殆どの場面が宇宙船の中で、登場人物も主人公の「グレース」と相棒となる異星人「ロッキー」の二人だけである。
そこが映画版ではグレースの記憶が回復していく過程に合わせて、宇宙船の中の現在と地球での過去のシーンを交互に挟むことによって、未読初見の人にも分かりやすく構成されている。
さすがに上下巻二冊で千五百枚はあろうかという原作故に、結構端折っていたり改変されている部分があった事は仕方のないことだろう(それでも約 150 分という長尺)。
そして、その映画版では端折られた、原作の中の科学や数学、生物学等の蘊蓄が理系音痴のような小生にもすこぶる面白いのである。
例えば、異星人ロッキーの足や指の本数からロッキーの星では十進数ではないとか、何でも計算して DIY で作れる能力がある故、必要の無いコンピューターが発明されなかったとか、相対性理論と放射能の知識はまだ持っていない等云々。
それと、原作者が好きなビートルズネタですか(ファンには嬉しいネタで、劇中で音楽も使われていたが、すっかり忘れていた)。

さっきから関係無いが、この所沢の大衆居酒屋が良かった。。
そんなところで、原作から入る人が映画を観る数に比べると、映画を観た人が後日原作にあたる数は少なそうである。そも、趣味・レジャー人口の分母の絶対数が「映画鑑賞 > 読書」というのもあるが。
個人的には、映画の再見はないかもだけれど、原作は文庫も出ていたので再読したい。
もう忘れてしまっている部分、映画ではそうなっていた、主人公のグレースが半ば拉致されて無理やりミッションに参加させられたのだったか、最後にどういう経緯からロッキーが絶望的なトラブルに見舞われて、グレースが地球への帰還を捨てて助けに戻ったのか等々、読んで再確認すればまた映画版が観たくなるのかもしれない。
「帰還」がテーマの SF には『アポロ 13』『ゼロ・グラビティ』『オデッセイ』など名作が多々あるが、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』のミッションは地球に帰れずに死ぬ事が確定している片道切符で、そこのところが絶望的に重い。
しかし全編を通して、特にロッキーが登場してから以降は始終明るく希望的なトーンで進んでいるように思える。
映画版のラストシーンは、原作以上にある意味ハッピーエンドで、かの星でのグレースの住環境も原作でのイメージよりも快適そうで、グレースが故郷へ帰れる可能性までをも示唆されていた。そのところは映画版の方が良かったと思う。
こうなると映像化されているという『三体』のほうも観たくなってくる・・ドラマ版はネトフリだけでなくアマプラでも配信されていた。中国の映画版は制作初期段階らしい。
ブログタイムマシン。1年前の今頃
上野飲みでした。