『シン・ウルトラマン』を観てきた。
ネットでレンタルになったら観るつもりだったけど、数日前にオープニングの約1分を期間限定公開してるのを YouTube で見たら、これは劇場の大画面で観たい、と思い。
立川ららぽーとに新しくできていた TOHO シネマズで昼からの回。「轟音上映」なるものでした。
観終わってみると、余韻に浸りながらしばらく呆然と歩き回ったりしてしまった。公開後にネットでヲタッキイな人たちの感想をいくつか見ちゃっていたけれど、予備知識無しで誰でも楽しめる「空想特撮映画」でありました。もちろん大前提としてウルトラマンが基本どういうものか知っているというのはありますが、昭和の子どもなら誰でもスペシウム光線やカラータイマーは分かるよね。
特撮 CG は正直、10 年くらい昔のマーベル物とか、怪獣の出てくる『パシフィック・リム』なんかと比べると、やっぱりなんか日本映画だな・・という感想なんだけど、あえて「特撮」っぽくしてるのかも。
そんなことよりも脚本(庵野秀明)と俳優陣が良かった。ウルトラマン役の斎藤工は、地球人に化けてるウルトラマンが本当にいたらこんな風貌と雰囲気の男だろうなといういかにもなアレで。そして後半、会議室のシーンで突然部屋に現れたメフィラス役の山本耕史も外星人っぽくてすごい。
正直、他の役者さんの演技は早口説明口調だったりしてワザとらし感も多いんだけど(普段の生活であんな喋り方や台詞が出るか??日本映画は特に)、未知で上位の存在というか、あのメフィラスという役の宇宙人感は逆に非常にリアリティーみたいなものがあった。
それと、ネタかと思ってたら長澤まさみ様が本当に巨大化してて笑った・・何か見たことあるな・・思ったら『エヴァンゲリオン』でも綾波がでかくなるシーンあったよね。長澤さんが自分や人のケツを「パーン!」と引っぱたくシーンが5回くらいあって何だかフェティッシュです。
ウルトラと禍威獣の戦闘場面の構図もエヴァっぽい。お約束のスペシウム光線はモーションがカッコ良かった。ベータカプセルのスイッチで変身する時のあの音もシビれる。。
もちろん必殺技や飛行、巨大化の科学的原理や、そもそも何故?どうしてホニャララ?という諸々の謎も物語の中できちんと説明されていて、子供騙しなウソくささは無いと思う。来春公開の『シン・仮面ライダー』でも、その辺の荒唐無稽さをどう払拭するのか気になる。
いやいや・・面白かった。映画館で映画観たのも2年ぶりくらい。アマプラでレンタル始まったらまた観たい。
TOHO シネマズのキャラメルポップコーンのバケツが巨大過ぎて、この日はノー・ラーメンでした。