kindle unlimited で全4巻をダウンロードして再読。
あらすじ
蒲郡風太郎は幼少の頃から左目に醜い傷が有った。父親は最低のろくでなし、母親は気だては良いが病弱。それゆえ家庭は極貧で、ときには5円の金も無いほどであった。
貧しいながらも懸命に生きてきた風太郎にとって、心の支えとなっていたのは、母親と風太郎に優しく接する近所の青年であった。しかし、治療費が払えない母は病死、自暴自棄になった風太郎は盗みに走り、それを咎めた青年を手にかけてしまう。
それを機に、風太郎は生まれ故郷を飛び出し、成長して大企業の社長一家に取り入って、陰で金銭の為に殺人を繰り返すことになる。遂には、社長一家を死に追い込み、企業の乗っ取りに成功し、政界進出も果たす。しかし、栄耀栄華を極めた風太郎は、誰もが予想できない最期を遂げるのであった ー Wikipedia より
『銭ゲバ』感想
ラストシーンを除く後半はけっこう忘れていたけれど、ぐいぐい引き込まれるお話でありました。
©️ ジョージ秋山『銭ゲバ』
主人公が次から次へ人を(短絡的に)殺めていく超展開なんだけど、逆にいうとムダがなくてポンポン読める。登場人物と脚本の骨子が完璧な作品かと。50 年前の作品だけれど、根っこであるストーリーに普遍性があるので、この先も読み継がれることだろう。
そういえば、作者のジョージ秋山先生は今年の春にお亡くなりに・・合掌。
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さらに悲惨な話です。こちらも全4巻が kindle unlimited で 0 円配信中。
ぅあw こっちの大合本を DL すればよかったのか。kindle unlimited は1度に 10 冊までしか端末にキープできないので。積ん読(?)が溜まる一方だわ。。
90 年代版『銭ゲバ』みたいなピカレスク・ストーリーです。
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