東京国立近代美術館で本日まで開催の「棟方志功展 - メイキング・オブ・ムナカタ」を滑り込みセーフで観てきた。
竹橋駅に降りるのも初めて。
平日の午後であったが、10 分ほど並び待ち。
写真撮影に関しては太っ腹で、カメラ禁止アイコンの付いている一部の展示以外の殆どが撮影 OK だった。
仕事の幅と点数がべらぼうに多い。
大きな美術展は半年前に上野で観た「マティス展」以来だけれど、日本のマティスみたいな感じもして前回以上に興味深かった。
板画家なんだけど(版画ではなく板画)、ペインティングというよりもグラフィカルな感じで。
ゴッホの「向日葵」を観て画家を志す
荻窪に住んでたのか・・俺が小さい頃にはまだ生きてたんよね。。
この油彩が良かったんだけど、見事にピンボケで・・。
本や画集で印刷してるのは何度も見てるけど、本物実物のエネルギーとパワーが圧巻で・・。
今回は解説も結構真面目に読みながら。事前に図書館で画集を借りて予習して行こうと思ってたけど、その必要もなかったくらいに解説込みでゆっくり観ていく。
文字が絵の一部としてイイ感じ、なんである。。
ピカソというよりもマティスで、ゴッホ、岡本太郎みもある。
版画やりたくなってきた・・。
ほんの一部、それでも 50 点以上をこの記事に載せているが、撮影可でもこんなに載せて怒られないんだろうか・・。
デザイン、本の装丁、壁画など、後年になるにつれ、どんどん横展開して広がっていくムナカタワールド。
長男の名前が「巴里爾」(ぱりじ)って・・元祖キラキラネーム。
この作品はアイヌ入ってますね。。
この辺のシリーズも素晴らしい。
ジャズかなんかのレコードのジャケにしたら似合いそう。
これもプリミティブなんだけど究極って感じで凄い。なんとなくピカソの「ゲルニカ」が想起された。
出口の物販では、この作品の缶マグネットをお土産に購入。本展の図録(カタログ)も買っておこうと考えたが、電話帳(死語)ばりに厚くて重かったので・・。
これもアイヌっぽい。
わだば版画のゴッホになる
メモ帳さえもアートしている。
トレードマークの眼鏡やカメラ(OLYMPUS の PEN だった)などの遺品は撮りたくも撮影不可。
久しぶりに文化的、「民藝」的な時間を過ごせて良かった。
青森へ立ち寄ることがあれば「棟方志功記念館」にも是非行ってみたい。
勢い余って常設のコレクション展も一通り鑑賞してしまったけれど、枚数大杉漣なので後ほど写真ブログの方で。。
ブログタイムマシン。1年前の今日は川越方面でサウナしてワールドカップ観てました。
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